弟の容体が急変。「大丈夫なの?」母に聞くと、泣き声を押し殺しながら首を振る。静かな部屋に、弟の心拍を伝える機械音だけが流れる。僕の声を聞いて、弟が意識を取り戻した。「兄ちゃん?」「発売日やったで。1番で買うたで」

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