父から「医者から、家族は準備をしてくれと言われた」との連絡があった。親の死に目に会えなくても後悔しない、という決意はここにきて崩れ去り、上司に事情を話して翌日には日本行きの飛行機に乗った。帰国し病院で見たのは、モルヒネで意識の混濁した母。

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